けろこ堂日乗(β版)

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CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (4)

CLASS H : ITALIAN STYLE BECOMES INTERNATIONAL
イタリアのカロッツェリアの作品を集めたクラス。昨年ほどのインパクトはなかったが、なかなか渋い車が揃った。







f:id:mhana:20090829000713j:image:w300 f:id:mhana:20090906110856j:image:w300 会場でひときわ目を惹いていた美しいエメラルドグリーンのLancia AURELIA。1952年のB52と呼ばれるシャシーシャシーのみが供給された)にミケロッティがのデザインによるボディを纏い、同様のデザインが3台のみ生産された。
NO. 90: LANCIA, AURELIA B52, 1952
6 cilindri, 1791cc
Body: Coupé, Vignale







f:id:mhana:20090829000714j:image:w300 f:id:mhana:20090906110855j:image:w300 SSがJaguarに社名変更した後の1948年に発表された、コンセプトモデル。Supersonicの名の通り、Ghiaによる当時としては極めて斬新なボディを与えられている。2台が生産されたが、この車はパリのMGMスタジオに納品されたものだという。
NO. 92: JAGUAR, XK 120, 1954
6 cilindri, 3442cc
Body: Supersonic, Ghia Torino







f:id:mhana:20090829000715j:image:w300 f:id:mhana:20090829000725j:image:w300 この400 Superamericaは、写真ではわかりにくいが、ボディサイドのクロム・モールディングから下が、無塗装?で仕上げられている。フィアットの副会長のために制作されたというが、本人の趣味だとすれば凄い凝り性だ。
NO. 94: FERRARI, 400 SUPERAMERICA, 1959
12 cilindri, 3960cc
Body: Coupé Special, Pinin Farina






f:id:mhana:20090829000716j:image:w300 プリンス スカイライン・スポーツ。ミケロッティによるボディは、当時の日本車としては超高級車だが、ボディの造作、仕上げは他国の車に比して大きく出遅れていたことを実感する。
NO. 96: PRINCE, SKYLINE SPORT, 1964
4 cilindri, 1862cc

Body: Coupé, Allemano






f:id:mhana:20090829000717j:image:w300 懐かしいIso GRIFO。ベルトーネ時代のジュジャーロの代表作といってよいだろう。適度にマッシブなボディは、今なおインパクトを失っていない。
NO. 98: ISO, GRIFO, 1970
8 cilindri, 5354cc
Body: Targa, Bertone






f:id:mhana:20090906110854j:image:w300 ニューヨークの運輸業界の大立て者Peter KalikowがMomoとジョイントして制作した4座GT。当時のFruaに共通するデザインだが、モンテベルディなどに比べると、明らかにバランスがおかしい。5台だけが生産されたという。
NO. 100: MOMO, MIRAGE, 1972
8 cilindri, 5735cc
Body: 2+2 Coupé, Frua





f:id:mhana:20090829000721j:image:w300 1969年のジュネーヴショーで発表されたBMW SPICUP。ベルトーネ時代のガンディーニの作品だが、正直に言ってパッとしない。巨匠が怒濤の快進撃をはじめるのはこの数年後のことである。
NO. 102: BMW, 2800, 1969
6 cilindri, 2788cc
Body: Spicup, Bertone