けろこ堂日乗(β版)

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ヒストリアン

”図書館小説”というジャンルがあるとすれば、この作品や上記の「架空の王国」はまさにそれではないだろうか。ややサスペンス色が濃いせいか、書店では「ダヴィンチ・コード」と並んで平積みされていることが多いが、特に関連はない。登場人物がほとんど歴史学者やライブラリアンだけ、舞台も大学、図書館、僧院等がほとんど、という徹底ぶり。いずれの人物も書物に魅入られた人達だが、驚くべきことにボスキャラまで・・・

いかにもアメリカらしいエンタテインメント小説だが、著者は図書館が大好きなんだろうな、と思わず親近感を感じてしまうところが良い。続編が書けそうな話だが、どうなるのだろう?

ヒストリアン・I

ヒストリアン・I