Merci beaucoup, Xsara
17年働いてくれたCitroên Xsaraとついにお別れ。
メータークラスタの内部で配線がショートしたらしく、サイドブレーキをひくと油圧警告ランプが点灯してしまう。センサーの誤動作程度に考えていたのだが、甘かった。クラスタごと交換する必要があるが、ディーラーにも本国にもパーツがないという。
試しにeBayをあたってみてたが、Xsara用のKm表示のメータクラスタは1件しかヒットせず、それも使えるか怪しい。金額も決して安いものではないので、試しに取り寄せるというのもリスクが大きい。仮に部品が手に入っても、持ち込み修理をやてくれる工場を探さなければならず、車検の日限までにはまでには間に合いそうもない。加えて、ラジエターの要交換状態であることが判明し、これも本国から取り寄せるとなるとコストがさらにかさむ。
走行性能には全く問題がないだけに残念でならないのだが、諸々の状況を考慮して諦めることにした。
考え出すと手放せなくなるので、ディーラーに連絡しさっさと事務的に抹消手続き。車検制度のおかげで、まだまだ走れるクルマが解体される現実を実体験する羽目になるとは思わなかった。
東日本大震災の被災地を共に駆け回ったことを思うと、戦友と別れるような感慨が湧き上がってくる。
モノは壊れるし、人は死ぬ。
残念である。そして有為転変は世のならいとして受け容れよう。
せめてパーツ採りの個体として誰かの役にたってほしいと願う。
ありがとう、クサラ。
Au revoir, mon ami.