けろこ堂日乗(β版)

けろこ堂日乗のHatenaブログ版です。

オーディオ

長岡鉄男版「凱旋門」のユニット交換

もう何年前に作ったか忘れてしまった、テレビ台兼用SP「凱旋門」。言うまでもなく長岡鉄男大先生の設計によるスピーカーマトリクス方式のシステムだ。工作が簡単な上にAV用として十分な音質で音場効果も良い。 オリジナルの推奨ユニットはFostexのFE127で、…

Raspberry Pi 2 + Volumioで音楽用NASを構築する

Rapsberry Pi 2(以下、ラズパイ)を入手して、リッピングした音源を収納するためのNASを構築してみた。 使用したディストリビューションは、音楽プレーヤ用のVolumio。 Volumio - Audiophile Music Player 本家サイトからイメージをダウンロードして、SDメ…

Westone UM Pro10 (イヤフォン)について

亭主のイヤフォンは、 SHURE e2c SHURE e3c Klipsche Custom2 Ultimate Ears super.fi 5 という遍歴。 最後のUE sf5はとても装着感が良く、解像感や音のクリアさが気に入っていて、かれこれ5年近く使っている。ところが、このところハウジングの付け根の接着…

ifi-Audio "nano iDSD"を導入

ifi-Audioのnano iDSDの評判が良いのでとても気になっていた。勤務先が田舎になり往復の電車の中で音楽を聴く時間が増えたので、イヤフォンのアップグレードか、ポータブルアンプの導入を考えていたからだ。 仕様を見るとほぼ「全部入り」だ。 対応入力フォ…

超小型バックロードホーンキットを作ってみた

大分前に購入しておいたSTEREOの付録SPユニットを使って、同じくSTEREOの別冊として発売された超小型バックロードホーンを組み立ててみた。 ユニットはSCANSPEAK社の5cmフルレンジで、これを5mm厚のパーチクルボードで作ったエンクロージャに取り付ける。 音…

RockDiskNextのその後

勘案のRockDiskNextは、22日のファームウェアアップデートの後、調子よく動いていたと思ったら、本日は全くアクセスできず。 残念ながら、非常に問題のある製品と言わざるを得ない。

ROckDiskNextの経過報告

昨日家に帰って、NAS(RockDiskNext)に接続しようとしたら反応せず。 これは相当イライラする。 WEBを調べると、結構同じ悩みを抱えている方がいる。 再起動とリセット繰り返すこと数回で、ようやくWindowsから見えるようになる。 これでは、とても他人様には…

NASの音について

音源データをNASに移して1週間ほど様子をみている。 外付けHDD(3.5インチ)との比較試聴をやってみたが、現在のところはNASの方が良く感じられる。これがプラシーボ効果ならそれはそれでOKだ。 ただ、NASの大きな問題は、SMBによるファイル共有が不安定であ…

PCを換えると音が変わるか?

ちょっとした思いつきで、Athlon 64 X2 240e(TDP45w)で組んだサブPCに、JRMC19をインストールして鳴らしてみた。 これが、予想以上に良かった。巷では音楽用にはコアを少ない方が良い、とする説もある。メインのオーディオ用PCは4コア、こちらのサブPCは2コ…

J.River Media Center17の設定メモ(1)

以前から亭主がJ.River Media Center(JRMC)を使用していることは報告しているが、興味を持ってくださる方もそれなりにいるようで、検索のヒットが多い。そこで最新の状況を報告しておくことにした。同好の皆様にいくばくかの参考になれば幸いだ。 前置きが…

Audio-GD NFB-10WM

さて、タイトルをみただけで何かわかる方は、よほどのオーディオファンである。 Audio-GDは中国(おそらく広東省温州)のオーディメーカーでだが、中国製にありがちな廉価なデジタルオーディオとは一線を画した、「まともな」オーディオを作るメーカーとして…

Ubuntu Studio10.04にリアルタイム・カーネルを導入

Ubuntu Studioは、有志の手によって開発が進められているクリエイティブ系アプリケーション向けに最適化されたディストリビューションだが、特に音楽製作系の対応が優れている。その中でも特筆に値するのはリアルタイム・カーネルが提供されることだ。現在の…

J.River Media Centerの導入

PCオーディオでは、ハードウェアの役割が重視されがちだ。もちろん、マーケットが賑わって高性能な製品が続々と送り出されるようになるのは大歓迎である。その一方で、PCをトランスポートとして使うためには、音楽再生ソフトウェアに対してもハードウェアと…

DACの電源を交換する

さて、Firestone AudioのDACであるSPITFIREだが、3万円ちょっとという価格とは思えない高音質である。これはあたりだったと思う。少なくともアキュフェーズDP-55のDACと聞き比べても遜色がない。それで24/96のソースが再生できるのだから幸せである。 ただし…

Firestone Audio 「BRAVO」と「SPITFIRE」の導入

前回PCオーディオについて書いたのが昨年の8月のこと。その後、PCオーディオはMookが続々創刊されるなど、盛り上がりを見せ始めた。けろこ堂のオーディオシステムも随分いじくりまわした。オーディオはこれでOKというのはなかなか難しく、いまの状態がベスト…

「Windowsとは違うのだよ!」

これまで述べてきたように、亭主は今まである程度オーディオのハードウェアに投資してきた者として、PCオーディオの導入にあたっては既存のハード資源の活用を重視している。経済的な負担がもっとも大きいが、それだけでなく、長年かけて築き上げてきたシス…

「これがラトックの新型の威力なのか・・・」

さて、前回報告したとおり、ラトックシステムのRAL-2496UT1を聴く機会を得ることができた。 ラトックシステム USB デジタルオーディオ トランスポート RAL-2496UT1出版社/メーカー: ラトックシステム発売日: 2009/12/25メディア: Personal Computers クリッ…

「PCIだって決して不適格者じゃないわ」

この1年ほどの間に、PCオーディオというコンセプトは急速に普及したようだ。 それに呼応するように最近では国内外の様々な新製品が雑誌や情報サイトを賑わしているが、実際に市場規模がどの程度か、などという議論は早計だろう。 そもそも、オーディオ製品と…

アナログの帰還 RETURN OF ANALOG

そういうわけで、アナログ対決はあっさりとProdigyの勝利に終わったのだが、実は見落としていたことがあった。Prodigyのアナログ出力(RCAアンバランス)をダイレクトにパワーアンプB2に入力するという方法だ。 ここで、以前の記事を読んでいただいた方は首…

Prodigyの逆襲 PRODIGY STRIKES BACK

前回の結論にいたるには、かなりの試行錯誤があったのだが、結果的に比較の決め手となった試聴方法についてだけ述べておこう。まず、両者のアナログ出力は、同じ規準で比較することができない(Prodigy Cubeはスピーカー出力を備えていないし、RDA-520にはヘ…

新たなる希望 A NEW HOPE

前回、PCオーディオのことを書いたのは1年前。早いものだ。その間、Prodigy Cubeをググってこの日乗に辿り着いた方も少なからずおられたようだ。 この1年間に、PCオーディオへの関心は確実に高まってきているように思う。ピュアオーディオ系の雑誌がUSB-DA…

世界の中心でiを拒んだ(らノ)ケモノ

今回はポータブルオーディオプレーヤーについて書く。言うまでもなくこの世界の中心はiPodである。おめでとうApple。 亭主は、LisaもNewtonも使ったことがあるし、今でもIIciを手元に置いているくらいだから決してリンゴ嫌いなオヤジではない。iPodだってTou…

GHOST IN THE WAV

前回までは主にハードウェアの話をしてきたが、デジタル・オーディオではソフトウェアも重要な構成要素だ。そこで、今回はリッパーとプレーヤーのことを書いておこう。 もうそんなことは知ってるよ、という方はどうぞ読み飛ばしていただきたい。 CDから音声…

デジタル仕掛けのステレオ

昨日は、亭主がデジタル・オーディオ化に手を染めた経緯と利用方法を述べた。PCやオーディオに強い方ならとっくに検証済みの事柄であろう。そうはいっても、Webを探してもあまり見あたらない話題であるから、マイナーな使い方であることには違いない。今回は…

デジタル・オーディオはHi-Fiステレオの夢を見るか

最近興味を持っているのは、ディジタル音源をPCで再生することである。 順序立てて言えば、CDの音声データをリッピングソフトでPCのハードディスクに移し、これをオーディオプレーヤーソフトで再生し、PCの音声出力をオーディオアンプに入力してスピーカーで…