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台北でb-Mobile WiFiを使う

6日間ほど台北に滞在することになり、データ通信をどうしようかと考えた。
宿泊先の中央研究院は無線・有線LANが完備されているので、別に悩む必要はないのだが、町中ではそうもいかない。f:id:mhana:20111103232109j:image:w300:right
docomoの国際ローミングは定額制とはいえ、1日の上限が1980〜2980円と決して安くない。うっかりGoogle Mapなど見ようものなら上限まですぐに使い切ってしまう。
幸い亭主が日頃愛用しているb-MobileWiFiルータは、SIM LOCKフリー。通常はこれにFOMASIMカードを挿して使っているのだが、現地で台湾のキャリアのプリペイドSIMを買って使えれば、ローミングより遙かに安くモバイル通信環境が手に入る。Webを調べると、すでに先達の心強い情報が見つかった。結論から言えば、かなり簡単に利用できるということのようだ。
さて、実際に試した結果だが、確かに簡単につながった。
以下、SIMカードの買い方と接続設定をまとめておこう。
(以下の記事は、すべて亭主の記憶に基づいている。状況が変わることは十分にあり得るので、あくまでも参考情報としてお読みいただきたい。万が一、事実と異なる記述があっても、それに伴ういかなる損害に対しても亭主は責任を負わないことをお断りしておく。)

  1. 台北松山空港の到着口を出たら左方向に進み出口を目指す。ロビー出口のすぐ横、ヤマト運輸のカウンターのとなりに中華電信のカウンターがある。
  2. データ通信用のプリペイドSIMを購入したいと申し出る。3日間用(250NTD)と7日間用(450NTD)があるので、どちらかを選ぶ。
  3. 音声通話はいらないか、と念を押されるかもしれないので、データ通信だけでよいと伝える。
  4. パスポートと運転免許証を提示する。運転免許証がない場合は、写真入りの身分証明書を持って行く必要がある。
  5. 契約書類を渡されるので、所定の箇所にサインをして手続き完了。
  6. SIMカードは最初にアクセスする際にPINが必要になる。SIM LOCKフリーの携帯電話を持っていない場合は「すぐ使いたいのでPINを設定して欲しい」と言えば、その場でやってくれる。(混雑している場合は、だめかもしれない。)

以上でSIMカードは入手できる。f:id:mhana:20111103232111j:image:w300:right
亭主は7日間のものを購入したが、実際には購入直後から7日目の23:59まで、つまりほぼ8日間使用できるということだった。
次に接続方法だが、設定にはPCを使う。実は最初iPadでトライしたのだが、b-Mobile WiFiの設定画面とiPadのブラウザ(iCabMobile)の相性が悪く、うまく入力できなかった。(Safariは試していない。)iPadしか持って行かない場合は、事前にテストしておいた方がよいだろう。
さて、ブラウザで設定画面(通常は192.168.0.1)にアクセスできたら、トップメニューから「アドバンスト設定」を開く。
次に、「3G設定」を開き、右下の「追加」ボタンを押し、新しい接続先の設定ができるようにする。
プロファイル名は、任意の文字列でよい。
APNはinternetにする。
DSNは自動設定、ダイアル番号は*99#、認証方法は特に変える必要はない。(NONEでつながった)
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ユーザー名、パスワードともに空白でよい。
以上設定したら「保存」をクリックする。すると「プロファイル選択」のプルダウンリストに今設定したプロファイル名が表示されるはず。
それを選択して、「デフォルトに設定」をクリックする。
これで完了。ルータの電源を一度落として再起動すれば、あとは通常の手順で通信できる。
一度設定ができてしまえば、もちろんiPadでも問題なく使える。実際、台北の街中で道に迷ったとき、iPadGoogle Mapを見ることができ大いに助かった。
羽田〜台北間はわずか3時間のフライト。しかも松山空港は台北市の真ん中にあるので、どこへ行くにも便利。それに加えてモバイル通信環境も完璧となれば、国内旅行並みの気軽さで台湾を訪れることができる。良い時代になったものだと思う。