CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (2)
CLASS D : INTERNATIONAL PRESTIGE-CLOSED
戦後の高級クローズドボディのクラスは、さすがに見応えがあった。
Fabio Luigi RapiのデザインによるFiat 8V。この車はワークスヴァージョンの純然たるレーシングカーだそうだが、実にエレガントな雰囲気を持っている。 NO. 46: FIAT, 8V, 19538 cilindri, 1996ccBody: Coupé, Carrozzerie Speziali Lingotto |
Bugatti type101は、大戦後同社が新時代のスタートを喫して発表したものだが、同社のデザインが、1939年にJean Bugattiが事故で世を去ってから、優雅さを失ってしまったことは、この車をみても明らかだ。Type101はT57のシャシーを流用して、極少数のワンオフボディが生産されたという。 NO. 44: BUGATTI, 101, 19518 cilindri, 3257ccBody: Coach, Guilloré |
CLASS E : MODENA'S THROUGHBREDS
「モデナのサラブレッド」と名付けられたこのクラスには、お馴染みの車達が顔を揃えた。珍しさはないが、どれも超一級のコレクションであることは間違いない。
お馴染みの250SWB。SWBには様々なヴァージョンがあるのだが、この車の詳細はカタログに記載されていない。コンディションは良好である。 NO. 58: FERRARI, 250 GT SWB, 196012 cilindri, 2953ccBody: Berlinetta, Scaglietti |
一見、何の変哲もない250GT Lussoだが、このVilla d'Esteに出てくるにはそれなりの由緒がある。この車は、今は亡きSteve McQueenが1963年に入手したものなのだ。氏亡き後、Ferrariによって完全にレストアされたという。Scagliettiのエレガントなボディに上品な赤茶の塗装が大変似合っている。 NO. 58: FERRARI, 250 GT SWB, 196012 cilindri, 2953ccBody: Berlinetta, Scaglietti |
毎年出典される350GTだが、この車は正真正銘のプロトタイプで、最初にコンシュマーの手に渡った一台だという。シートアレンジはオリジナルの2+1だが、オーナーの娘さん?達がリアシートに3人詰まっていた。 NO. 62: LAMBORGHINI, 350 GT, 196412 cilindri, 3464ccBody: Coupé, Touring |
大変よい状態のMiura S。現オーナーのもとで、元ランボルギーニの技術者の手で完璧なレストレーションを施されたという。まるで新品のようなエンジン! NO. 64: LAMBORGHINI, MIURA S, 196912 cilindri, 3929ccBody: Coupé, Bertone |
(次回へ続く)