けろこ堂日乗(β版)

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紅葉とデジイチ

今年は昨年に比べ、草木の写真を撮りに行く回数が減ってしまった。何事にもあきっぽい亭主なので、これは諾なるかなである。それでも、この連休は見事な快晴だったので、少しは紅葉を愛でに出かけてみようと思った。亭主のごとき無精なオタクおやじが、都内で紅葉の写真を撮るとなれば、おのずと場所は限られる。地元の自然教育園という手もあるのだが、索道の幅が狭くてカメラを構えていると人様の迷惑になっていけない。そこで新宿御苑である。
正午過ぎに千駄ヶ谷門に辿り着いたのだが、すでに撮影を終えたのか、立派なカメラを抱えた中高年のグループとすれ違う。最近の特徴は、女性のカメラレディが増えたこと。50代〜60代のご婦人が、デジタル一眼に大きなレンズを装備しておられる。
こうした光景にお目にかかると、最近のデジイチの小型軽量化の動向はまことに合点が行く。昨年までのデジイチ市場のメインターゲットは、明らかに団塊世代(男性)だった。その市場は今年2ラウンド目に入り、さらなる高画質・高性能をうたった新機種が投入される一方で、その配偶者もマーケットに取り込もうという訳である。
デジイチは初期に比べれば軽量化されたとはいえ、一般女性並みの手の大きさである亭主はグリップをもてあます機種が少なくない。しかし、昨年のオリンパスE-420、今年のPENTAX k-m、Lumix DMC-G1などの小型軽量機種の投入は、ご主人がカメラに夢中になっている姿を傍らで眺めているしかなかったご婦人方にも、気軽にデジイチに挑戦する機会を提供することになった。これは結構なことである。
問題は、写真の腕前ぐらいでしか誇示できなかった旦那の沽券というヤツが、脆くも打ち破られることかもしれないが。

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PENTAX K10D
D FA MACRO 100mm f/4.0
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PENTAX K10D
D FA MACRO 100mm f/2.8
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PENTAX K10D
Foigtländer APO-LANTHER 180mm f/4.0
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PENTAX K10D
Foigtländer APO-LANTHER 180mm f/4.0