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ペナン島の夏休み

久しぶりの更新。
もう10月になるのに、夏休みの話題はいかがなものかと思うが、丸々1週間休みを頂戴して南の島へ行ってきたので、その際の写真を載せておこう。
行き先は、マレーシアのペナン島である。マレー半島の西側のマラッカ海峡に浮かぶ、南北約24km、東西約15kmの島で、古くから東インド会社による海洋貿易の中継地として栄えてきた。最大の町であるジョージタウンは、ペナン州の州都でマレーシア第2の都市である。ペナン州の人口は約140万人、そのうち約50万人がペナン島に住み、さらにその半数がジョージタウンに集中しているという。

亭主が訪れたのは、島の北側の海岸にあるバトゥ・フェリンギ(Batu Ferringgi)というビーチリゾートだ。空港やジョージタウンがある島の東側海岸は、本土との連絡橋があることもあって開発がすすみ、すっかり都会と化しているが、このあたりは宅地化はあまり進んでおらず、リゾートホテルとコンドミニアムのまわりに観光客相手の土産物屋とレストランがあるくらいだ。

ほとんど赤道といってよい場所だが、想像していたよりずっと快適な気候だった。少なくとも今年の東京都内の異様な蒸し暑さに比較すれば、避暑地といっても差し支えない。雨が降ると冷房を切らなければならないほど涼しくなる。

今回の宿は、海岸に面して建つShangri-La's Rasa Sayang Resort & Spa(シャングリ・ラ ラサ・サヤン リゾート&スパ)だ。バトゥ・フェリンギには、ラサ・サヤンとゴールデン・サンズという二つのシャングリ・ラ系ホテルがあるが、趣はかなり異なるようだ。
宿泊料は安くはないが、サービス、施設ともに優れたホテルであると思う。亭主が泊まったのは、ラサ・ウイングのプレミア・ルームというグレードの客室だが、広さといいデザインといい、大変快適だった。大きなホテルの割には人が多いという感じがなく、建物の遮音がよいのか隣室や階上の物音が気になることも全くなかった。なまじなコテージより上質な客室だと思う。

お盆休みの後でもあり、日本人の姿はあまり見かけなかった。多かったのは、ムスリムの人たち。どの国かはわからないが、ご婦人は全身を真っ黒なケープで覆い、目だけが見える服装である。殿方はごく普通の服装なので、なんだかアンバランス。マレーシアのご婦人は、頭だけをケープで覆うスタイルが多く、首から下は普通の洋装であることが多いので、西アジア方面からの客かもしれない。

滞在中興味深く思ったのは、道行く車がどれもキレイなこと。しかも、運転マナーがよい。これは中国、タイ、インドネシアなどとは全く違う。左側通行でもあり、これなら車を借りても良いかと思ったほどだ。英国統治時代の名残なのか、モラルが高いのか。いずれにしても、マレーシアが独自の文化を持っていることを実感した。

そういうわけで、初めてのマレーシア滞在は総じて好印象。また訪れることになるかもしれない。

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