けろこ堂日乗(β版)

けろこ堂日乗のHatenaブログ版です。

「これがラトックの新型の威力なのか・・・」

さて、前回報告したとおり、ラトックシステムのRAL-2496UT1を聴く機会を得ることができた。 ラトックシステム USB デジタルオーディオ トランスポート RAL-2496UT1出版社/メーカー: ラトックシステム発売日: 2009/12/25メディア: Personal Computers クリッ…

「PCIだって決して不適格者じゃないわ」

この1年ほどの間に、PCオーディオというコンセプトは急速に普及したようだ。 それに呼応するように最近では国内外の様々な新製品が雑誌や情報サイトを賑わしているが、実際に市場規模がどの程度か、などという議論は早計だろう。 そもそも、オーディオ製品と…

アナログの帰還 RETURN OF ANALOG

そういうわけで、アナログ対決はあっさりとProdigyの勝利に終わったのだが、実は見落としていたことがあった。Prodigyのアナログ出力(RCAアンバランス)をダイレクトにパワーアンプB2に入力するという方法だ。 ここで、以前の記事を読んでいただいた方は首…

Prodigyの逆襲 PRODIGY STRIKES BACK

前回の結論にいたるには、かなりの試行錯誤があったのだが、結果的に比較の決め手となった試聴方法についてだけ述べておこう。まず、両者のアナログ出力は、同じ規準で比較することができない(Prodigy Cubeはスピーカー出力を備えていないし、RDA-520にはヘ…

新たなる希望 A NEW HOPE

前回、PCオーディオのことを書いたのは1年前。早いものだ。その間、Prodigy Cubeをググってこの日乗に辿り着いた方も少なからずおられたようだ。 この1年間に、PCオーディオへの関心は確実に高まってきているように思う。ピュアオーディオ系の雑誌がUSB-DA…

Something wonderful!

ついこの間「2001年だ!」と騒いだと思ったら、もう2010年である。(以下,ネタばれが含まれますのでご注意) 2001年には「HALは結局できなかった」とか「有人木星ミッションなんて無理」とかいろいろと喧しいことを言う人が多かったが、今年は「木星が2番目…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 ランボルギーニ博物館編

今年のVilla d'Esteに金融危機の影が無かったといえばウソになる。今日の自動車が工業製品であると同時に高価な耐久消費財であることを考えれば、世界経済の影響を被ることは避けられない。これはもはや小学生でも知っていることだが、しかし、その影響は思…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (5)

CONCEPT CARS AND PROTOTYPES 今年のみどころのひとつは、このコンセプトカーとプロトタイプだ。Aston Martinのモンスターマシン ONE-77、ZAGATOのPERANA Z ONE、日産のINFINITI ESSENCE、BERTONEのMANTIDEといった興味深い作品が揃った。 元ASTON MARTINの…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (4)

CLASS H : ITALIAN STYLE BECOMES INTERNATIONAL イタリアのカロッツェリアの作品を集めたクラス。昨年ほどのインパクトはなかったが、なかなか渋い車が揃った。 会場でひときわ目を惹いていた美しいエメラルドグリーンのLancia AURELIA。1952年のB52と呼ば…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (3)

CLASS F : INTERNATIONAL PRESTIGE-OPEN 戦後の高級オープンボディを集めたクラス。 この珍しいDB2/4のオープンボディは、1954年当時、ベルトーネの役員であったStamley H. Arnoltによって発注された7台のカスタムモデルのひとつだという。勿論、ただ一台の…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (2)

CLASS D : INTERNATIONAL PRESTIGE-CLOSED 戦後の高級クローズドボディのクラスは、さすがに見応えがあった。 Fabio Luigi RapiのデザインによるFiat 8V。この車はワークスヴァージョンの純然たるレーシングカーだそうだが、実にエレガントな雰囲気を持って…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (1)

実は、今年もVilla d'EsteのConcorso d'Eleganzaに行ってきた。 昨年のようにまとめようと思ったのだが、その後、本業やら何やらが忙しく結局手つかずになっていたのだ。 もう4ヶ月もたってしまったので、新鮮味はないのだがまとめておかないともったいない…

世界の中心でiを拒んだ(らノ)ケモノ

今回はポータブルオーディオプレーヤーについて書く。言うまでもなくこの世界の中心はiPodである。おめでとうApple。 亭主は、LisaもNewtonも使ったことがあるし、今でもIIciを手元に置いているくらいだから決してリンゴ嫌いなオヤジではない。iPodだってTou…

GHOST IN THE WAV

前回までは主にハードウェアの話をしてきたが、デジタル・オーディオではソフトウェアも重要な構成要素だ。そこで、今回はリッパーとプレーヤーのことを書いておこう。 もうそんなことは知ってるよ、という方はどうぞ読み飛ばしていただきたい。 CDから音声…

デジタル仕掛けのステレオ

昨日は、亭主がデジタル・オーディオ化に手を染めた経緯と利用方法を述べた。PCやオーディオに強い方ならとっくに検証済みの事柄であろう。そうはいっても、Webを探してもあまり見あたらない話題であるから、マイナーな使い方であることには違いない。今回は…

デジタル・オーディオはHi-Fiステレオの夢を見るか

最近興味を持っているのは、ディジタル音源をPCで再生することである。 順序立てて言えば、CDの音声データをリッピングソフトでPCのハードディスクに移し、これをオーディオプレーヤーソフトで再生し、PCの音声出力をオーディオアンプに入力してスピーカーで…

「蟲師」という幻視

1月も終わろうという時期になって、今年の初ブログである。 ずいぶん古い作品だが、コミック版が完結したのはつい最近のこと。その主題に相応しく息の長い作品だった。 実は、亭主はこれほど話題になった作品をつい先日まで読んでいなかった。特に深い理由は…

クリスマスに聴く古楽

クリスマスが近づくと、やたらと同じ音楽ばかり耳にするようになる。好きな曲もあれば、嫌いな曲もあるが繁華街に出ようものなら一日中聴かされる訳で、これには閉口する。 亭主は、カトリック系の学校で育ったこともあり、クリスマスイブには何となく厳かな…

ネットプリントサービスを比べてみる

前回写真の話題を書いたので、ついでといっては何だが、写真のプリントについて書いてみる。 亭主は、デジイチにしてからというもの写真はモニタで観るのが原則。亭主のモニタはEIZOのFlexScan S2410W-Rという1920×1200ピクセルの24インチモニタだが、これを…

紅葉とデジイチ

今年は昨年に比べ、草木の写真を撮りに行く回数が減ってしまった。何事にもあきっぽい亭主なので、これは諾なるかなである。それでも、この連休は見事な快晴だったので、少しは紅葉を愛でに出かけてみようと思った。亭主のごとき無精なオタクおやじが、都内…

祝復刊! シャドー81

1975年に発表された航空サスペンスの傑作が久々に復刊された。1977年に新潮社から文庫で発売されたこの作品は、当時の海外ミステリイとしては記録的な販売部数を達成したという。航空サスペンスともミステリイとも呼ぶことはできるが、この作品はそうしたジ…

バイバイ、マイクル

またしても巨星の訃報である。 亭主がマイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」を初めて読んだのは中学生の時。世の中にはこんな緻密なSFを書ける人がいるんだ、と感動し大きな影響を受けた。環境に適応しつつ次々と性質を変える謎の病原体を追い詰め…

貧民の帝都

鮫ヶ橋、万年町、新網町、新宿南町。 この町の名をみて、東京四大スラムとわかるなら、かなりの東京通であろう。 江戸非人頭の評伝を著している塩見鮮一郎が「東京養育院」の誕生から消滅にいたる軌跡を様々な史料に基づき丁寧に追いかけたのが本書。これは…

詩羽のいる街

山本弘の最新刊を読んだ。「詩羽(しいは)」はこの作品のヒロインの名前。おそろしく賢いことは間違いないが、決して超能力者でも異世界の住人でもない。まったく当たり前の女の子だ。彼女の仕事は「人に親切にすること」。 何しろ山本弘である。「またまた…

ペナン島の夏休み

map:x100.254y5.48:hybrid:w400久しぶりの更新。 もう10月になるのに、夏休みの話題はいかがなものかと思うが、丸々1週間休みを頂戴して南の島へ行ってきたので、その際の写真を載せておこう。 行き先は、マレーシアのペナン島である。マレー半島の西側のマ…

蒼路の旅人・天と地の守り人(三部作)

全巻を軽装版で揃えるつもりでいた「守り人・旅人シリーズ」だが、「蒼路の旅人」を読んだところでとうとう我慢できなくなり、ハードカバーに手を出してしまった。亭主と同じ羽目に陥った方は少なくなかろう。「蒼路の旅人」と「天と地の守り人」それぞれ独…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (最終回)

カーデザイン雑感 自動車は工業製品である。その機能は「人を乗せて走る」ことだ。そのシンプルな機能のために、これほどまでに多様なデザインが必要であったのか?Concorso d'Eleganzaを見て、改めてこの問いについて考えてみた。結論から言えば「必要はな…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (8)

ザガートの新作に想う Villa d'EsteのConcorso d'Eleganzaの翌日は、会場を近くのVilla Elbaに移し一般公開のエキジビジョンが行われた。このエキジビジョンでは、コンセプトカーの公開投票が行われ、エルメスとのコラボモデルを出品したBugattiが1位になっ…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (7)

CLASS Hはレーシングカーのクラスである。今年は1955年〜1957年にかけての名車が出そろい、往時の熱い戦いを偲ばせた。亭主はレースの歴史に詳しくないので、解説は最小限である。 CLASS H "ENDURANCE LEGEND - RACING GREATS OF THE 1950s" No.98 Ferrari 1…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (6)

今回紹介するCLASS Gは亭主にとって「憧れの車」がエントリーされていた。それはBizzarrini MantaとプロトタイプStratosである。30年以上も前に初めてこの車達の写真を見た時の衝撃を今でも憶えている。正直言ってこの2台を見ることができただけでも、遙々コ…