けろこ堂日乗(β版)

けろこ堂日乗のHatenaブログ版です。

写真

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2010 (2)

さて、CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2010レポートの第2回目は、戦前のオープンスポーツカーだ。このクラスでは、DUSENBERGが一際目を惹いていたが、案の定Class Winnerになった。CLASS B : PRE-WAR OPEN SPORTS CARS NO. 14: BMW, 328, 19386 cilindri…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2010 (1)

今さら4月の話でもないのだが、三年目のVilla d'Esteである。 今年はアイスランドの噴火の影響があり、直前まで飛行機が飛ぶかどうかがわからず、やきもきさせられた。 それでも、出発の3日まえにフライトが解禁になり、無事にミラノに入ることができた。 今…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 ランボルギーニ博物館編

今年のVilla d'Esteに金融危機の影が無かったといえばウソになる。今日の自動車が工業製品であると同時に高価な耐久消費財であることを考えれば、世界経済の影響を被ることは避けられない。これはもはや小学生でも知っていることだが、しかし、その影響は思…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (5)

CONCEPT CARS AND PROTOTYPES 今年のみどころのひとつは、このコンセプトカーとプロトタイプだ。Aston Martinのモンスターマシン ONE-77、ZAGATOのPERANA Z ONE、日産のINFINITI ESSENCE、BERTONEのMANTIDEといった興味深い作品が揃った。 元ASTON MARTINの…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (4)

CLASS H : ITALIAN STYLE BECOMES INTERNATIONAL イタリアのカロッツェリアの作品を集めたクラス。昨年ほどのインパクトはなかったが、なかなか渋い車が揃った。 会場でひときわ目を惹いていた美しいエメラルドグリーンのLancia AURELIA。1952年のB52と呼ば…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (3)

CLASS F : INTERNATIONAL PRESTIGE-OPEN 戦後の高級オープンボディを集めたクラス。 この珍しいDB2/4のオープンボディは、1954年当時、ベルトーネの役員であったStamley H. Arnoltによって発注された7台のカスタムモデルのひとつだという。勿論、ただ一台の…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (2)

CLASS D : INTERNATIONAL PRESTIGE-CLOSED 戦後の高級クローズドボディのクラスは、さすがに見応えがあった。 Fabio Luigi RapiのデザインによるFiat 8V。この車はワークスヴァージョンの純然たるレーシングカーだそうだが、実にエレガントな雰囲気を持って…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2009 (1)

実は、今年もVilla d'EsteのConcorso d'Eleganzaに行ってきた。 昨年のようにまとめようと思ったのだが、その後、本業やら何やらが忙しく結局手つかずになっていたのだ。 もう4ヶ月もたってしまったので、新鮮味はないのだがまとめておかないともったいない…

ネットプリントサービスを比べてみる

前回写真の話題を書いたので、ついでといっては何だが、写真のプリントについて書いてみる。 亭主は、デジイチにしてからというもの写真はモニタで観るのが原則。亭主のモニタはEIZOのFlexScan S2410W-Rという1920×1200ピクセルの24インチモニタだが、これを…

紅葉とデジイチ

今年は昨年に比べ、草木の写真を撮りに行く回数が減ってしまった。何事にもあきっぽい亭主なので、これは諾なるかなである。それでも、この連休は見事な快晴だったので、少しは紅葉を愛でに出かけてみようと思った。亭主のごとき無精なオタクおやじが、都内…

ペナン島の夏休み

map:x100.254y5.48:hybrid:w400久しぶりの更新。 もう10月になるのに、夏休みの話題はいかがなものかと思うが、丸々1週間休みを頂戴して南の島へ行ってきたので、その際の写真を載せておこう。 行き先は、マレーシアのペナン島である。マレー半島の西側のマ…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (最終回)

カーデザイン雑感 自動車は工業製品である。その機能は「人を乗せて走る」ことだ。そのシンプルな機能のために、これほどまでに多様なデザインが必要であったのか?Concorso d'Eleganzaを見て、改めてこの問いについて考えてみた。結論から言えば「必要はな…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (8)

ザガートの新作に想う Villa d'EsteのConcorso d'Eleganzaの翌日は、会場を近くのVilla Elbaに移し一般公開のエキジビジョンが行われた。このエキジビジョンでは、コンセプトカーの公開投票が行われ、エルメスとのコラボモデルを出品したBugattiが1位になっ…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (7)

CLASS Hはレーシングカーのクラスである。今年は1955年〜1957年にかけての名車が出そろい、往時の熱い戦いを偲ばせた。亭主はレースの歴史に詳しくないので、解説は最小限である。 CLASS H "ENDURANCE LEGEND - RACING GREATS OF THE 1950s" No.98 Ferrari 1…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (6)

今回紹介するCLASS Gは亭主にとって「憧れの車」がエントリーされていた。それはBizzarrini MantaとプロトタイプStratosである。30年以上も前に初めてこの車達の写真を見た時の衝撃を今でも憶えている。正直言ってこの2台を見ることができただけでも、遙々コ…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (5)

1ヶ月にわたって紹介してきたConcorso d'Eleganzaの紹介も終盤である。今回はCLASS Fを紹介する。このクラスは大型GTを集めたもので、迫力のある名車が揃っていた。 CLASS F "THOROUGHBREDS - THE GOLDEN AGE OF THE GRANTURISMO" No.74 Alfa Romeo 6C 250…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (4)

ちょっと間が開いてしまったが、引き続きConcorso d'Eleganzaの紹介である。 CLASS Eは、イタリアン・カロッツェリアの手になるボディを纏ったスポーツカーだ。非常に貴重な車ばかりで、間近に見ると興奮を禁じ得ないものがあった。 CLASS E "SPEED AND STYL…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (3)

いよいよ戦後の車である。1950年代のカブリオレを集めたCLASS Dを紹介する。 この時代の車になると見覚えのある形になってくるが、もしここにあげた車の実物を見たことがあるなら、それは大変な幸運に恵まれたのだと思ってほしい。 CLASS D "RIVIERA CRUISIN…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (2)

昨日の第1部に引き続き、本日はCLASS Bを紹介しよう。テーマは"KINGS OF THE ROAD - HIGH PERFORMANCE MODELS OF THE 1920s & '30s"というのだが、CLASS Aとの違いがいまいち分かりにくい。エントリーの基準がカタログに記載されていないので憶測に過ぎない…

CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE 2008 (1)

自動車が競いあうのはスピードだけではない。美しさを競い合うコンクールが世界中で行われている。そんなコンクールの中の頂点のひとつに数えられる"CONCORSO D'ELEGANZA VILLA D'ESTE"が去る4月26日、27日の両日、イタリアのコモ湖畔で開催された。幸運にも…

勇将の装い

黒澤明監督による「影武者」を初めて観た時、あまりにもカッコいいデザインの甲冑が登場して、驚かされたものだ。特に作中で信長が所用していた、西洋甲冑をベースにしつらえたと思われる南蛮具足の印象は強烈で、亭主が甲冑のデザインについて興味を持ち始…

かけがえのない地球 365日空の旅

年末に親友達と会ったおり「持続可能性」すなわち「sustainability」という概念が話題になった。 この概念については様々な議論があり、その詳細を述べる知識は亭主には無いが、これからの社会システムを考えてゆくためには避けて通れないものだと理解してい…

新宿御苑の秋バラ

今日は良い天気なので、新宿御苑に行ってみた。 一応、紅葉の撮影ポイントを下見するためだが、秋バラが咲き始めたということなので、これも撮っておきたい。 到着したのは10時過ぎだったので流石に空いていたが、カメラを手にした人と何回もすれ違う。しか…

Moonlight Shadow

中秋の名月ということで、今年は写真を撮ってみた。 ご覧の通り、本日はほぼ満月である。おそらく14夜と15夜の間ぐらいか。 快晴の月はもちろん良いが、雲居に紛う月もまた良い。 亭主は、月にかかる雲を見ると必ず思い出す曲がある。マイク・オールドフィー…

妖精の国の花

このところ、すっかり定例化してしまった自然教育園参り。今日は朝一番(といっても9時過ぎ)に行ってみた。 秋は名ばかりの暑さだったが、野草の顔ぶれは大分変化が出てきた。特に面白かったのは、ヤマホトトギス(ヤマジノホトトギス)、カリガネソウ、ツ…

実りの秋

9月に入ってもちっとも涼しくならない。まぁ、最近の東京はこんなものである。 自然教育園のWEBサイトをみたら、ヒガンバナが開花しているとある。早速観に行った。 確かに水生植物園の中に真っ赤なヒガンバナが咲いていた。まだ、数は少ないが、これから…

自然教育園の夏

今年の夏はよんどころなき事情により、夏休みは無し。 そのかわりといってはなんだが、ついにデジタル一眼レフカメラ(いわゆるデジイチ)を衝動買いした。一眼レフというのものは当然レンズが別売りである。ボディとセット売りするためのキットレンズ(ズー…